接近遭遇 - Close Encounters
毛利孝夫のフルCG幻想画廊
2011年7月23日土曜日
2011「岸壁の古城」
岸壁にそびえる古城
神殿かもしれない
その水面部分には
内部へと続く洞窟が
口を開いている
洞窟のかすかな光と
水面に映る木々の影が妖しい
2011年7月17日日曜日
2011「ちぎれ飛ぶ峡谷」
重力の異常か
分子レベルの崩壊か
異界の侵入か
静かな海沿いの峡谷は
ちぎれていく
もの凄い速さで
ボロ布のように
2011年7月13日水曜日
2011「着水」
この海上の廃墟は
空も海も境目無しに泳ぎ回るクジラくんの
隠れ家なのかもしれません
出入り口は天上の穴か
海中のどこかにある亀裂かな
海上に廃墟を置いて
外からではなく内側から外を眺めてみた
天上に穴が開いているのがわかった
そこから空が見えるのを活かそうと思った
天上の材質は金属だが
光の加減で木目のある木のように見える
これも面白いと思った
この空間にふさわしいものは何か
それが最後のポイントだった
この背景に負けない存在感が欲しい
そしてクジラが登場した
2011年7月10日日曜日
2011「暗黒の祭壇(発動)
鈍い赤色の光は
次第に光の強さを増した
暗闇の中で何かが動き出したのだ
闇は闇として存在している
光はそれを際立たせるために
周囲に放射されている
2011年7月9日土曜日
2011「暗黒の祭壇(出現)」
光の中にゆっくりと
かたちを現し始めたのは
半透明な球体であった
周囲の色が赤に染まっていく
2011年7月8日金曜日
2011「暗黒の祭壇(予兆)」
地下深い迷宮の
暗く閉ざされた空間の一角に
薄暗く光る祭壇がある
これから何かが始まるのか
すでに何かが始まっているのか
2011年7月5日火曜日
2011「安らぎの木」
こずえが霧に包まれ海に突き出た大木
静かな空間
気持ちの休まる場所
天から射す陽は
とこどころ海面に光を落としている
波一つない海に
大木の分身が潜んでいる
2011年7月1日金曜日
2011「沈みゆく宮殿」
そこは宮殿なのか
それとも寺院なのか
あるいは要塞なのか
海中に没しつつあるその建物は
うがたれた暗い穴から
闇の力を発し続けている
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