接近遭遇 - Close Encounters
毛利孝夫のフルCG幻想画廊
2011年10月31日月曜日
2011「湖畔の紅葉」
空とも湖面ともみわけのつかない風景の中
もやが立ち込める水面を滑っていくと
舟は湖畔の森へとたどり着いた
そこは紅葉に彩られたカエデの森
ここもまた異界の森なのかもしれない
妖しくも秋らしい風景に挑戦した1枚
構図や全体の雰囲気に納得がいかず
3パターン目でやっと落ち着いた
2011年10月28日金曜日
2011「光と闇の宮殿」
強烈な日の光を受けながら
背後には青く淀んだ海とともに
深い闇が迫っている
光と闇のはざまに存在する宮殿
そこに住むモノは生者なのか死者なのか
海のないバージョンもあるのだが
海の水が不思議な光と質感を出してくれたので
赤と青が溶け合った妖しい絵になった
2011年10月23日日曜日
2011「霧に沈む島」
霧が海と陸との境を曖昧にし
そこがこの世なのかもわからない
不思議な島
海から島の奥へと分け入って行くと
島の中心に
どんな風景が見えるのだろう
熱帯雨林のものとは異なる森林に覆われた島
海と霧が混ざり合う遠方や
さらに島の奥の海が
水平線のない無限の世界に
誘ってくれるようだ
2011年10月18日火曜日
2011「残照あるいは逢魔時」
暮れなずむ空から残照の残る空へ
その美しさに宿る妖しさとまがまがしさ
逢魔時(おうまがどき)とも呼ばれる
昼と夜のはざまで
異界への扉が一瞬だけ開かれた風景
Hatfield and the Northの1stアルバムのジャケットが
この風景を呼び出してくれたんだろうと思う
最初は人を立たせてみたのだが
視線が人に吸い寄せられて
風景全体の存在感が薄れるので止めた
試行錯誤の末の
バージョン3にあたる作品である
2011年10月11日火曜日
2011「箱庭世界」
久しぶりに“出会った”濃密な風景
画面の様々な場所が
わたしにもっと近づいて
良く見ておくれとでもいうようにと
誘いかけてくる
低く立ち込めた霧を通して
うっすら浮かび上がる大地の緑
少しだけ霧から頭を出した木々
中央のボール上の物体からの光が
緑が繁茂しているドーナツ上の陰に
不規則な網目状の帯を描いている
そして不自然に正方形に切り取られた田舎町
人工的な正方形土地の中に
田畑や家々が散在する不安定さ
ぜひA1サイズくらいで観てみたいものである
2011年10月5日水曜日
2011「かたまり」
これはなんだかわからないもの
生物のような無生物のような
人工物のような自然物のような
でも気色悪さにひき付けられるか…
2011年10月2日日曜日
2011 「時の塔」
時は
この塔を中心に
流れている
太古の昔から
この雄大な空と地上の空気感を出すのに
レンダリング25時間を要した
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