奥にうっすらと浮かんでいる
丸く赤いものは太陽だ
水平線に太陽があっても
朝とも夕ともわからない
時間や空間があるようでない世界
ただ見ているだけでいい
ここから先は別の世界
それは黄泉の国か
遠くの光射す海まで行けば
魂は浄化されるのか…
遠くにいくほど
奇岩が人の姿に見えてくるような…
「桜の国」(No.051)のその先に開けている場所
かもしれない…
レンダリング117時間50分の作品
地下に広がる広大な空間
上からの光は外界からの陽の光なのか
それとも発光体が照らしているのか
膝を折って祈り続ける彼女にとって
ここは神聖なる秘密の場所
地下の薄暗さと空間的な広がりは
天上部の光と岩肌のマッピングで引き出せた気がする
彼女のひたむきさや可憐さが
その背中から伝わるか
ヒンヤリとした空気が伝わるか
試行錯誤の2ndバージョンである